第3回「東中野の西口の桜並木について」説明会報告

11月7日(月)14:00より中野区とJRによる第3回説明会が開催され20名以上の地域の住民の参加がありました。同席した箱根樹木株式会社の大島氏からの街路樹及び桜の危険度について、目視による危険度の表示についての説明が30分程ありその後は現場に移動してさらに詳しい説明を受けました。 説明会では「中野区東中野西口の桜の並木に関する説明会資料」が配布されましたので資料も掲載します。詳細はそちらをご覧ください。  

説明会資料↓


<桜並木の現場にて樹木医(大島氏)からの説明概要> 

場所は明大中野高校前付近の桜並木にて腐朽、キノコ、枯れ枝などを差しながらの説明となりました。 東京都では高度経済成長期に植えられた街路樹が老木となりおよそ20年前から街路樹の診断を行っているとのこと。 診断方法としては以下の2通りがある。  

1. 外観からの診断 

① 樹木が元気なのか(樹勢の診断) 

② 形良く育っているか(樹形の診断) 

③ 幹や根本の傷、廃れ 

④ 枯枝の有無 

⑤ キノコや虫、病害の有無 

*外観診断判定は、A,B1,B2,Cの4段階で判定される。C判定では早い処置が必要となる。  

2. 精密診断 レジストグラフ(貫入抵抗測定器)を使用した診断。

 幹の内部に錐を差し込み錐の回転に対する抵抗の度合いで判定する。 


<質疑応答> 

多くの質問がありすべて掲載できませんが、樹木医は植え替えや保護については「今回は診断のみの話であるため返答できない」という主旨で話をされ、言及はされませんでした。また桜並木の状態は私たちが思っているよりも良い状態ではないことも質疑応答から推察されました。 しかし守る会のメンバーからの「ここに新しい桜を植え替えることは可能か」との質問に樹木医は「はい、それはJRの許可があれば可能です」と答えていることには私たちは希望を持ちたいと思います。 引き続き私たちは中野区とJRに対して、住民と専門家を交えた4者協議を桜並木の保護の観点から求めて行きたいと思います。   

東中野さくら通信

「東中野西口の桜並木を守る会」の情報を発信しています。 東京東中野の桜並木は地元の住民が60年以上守ってきました。 桜の季節には鉄道ファンをはじめ多くの人が訪れます。 その桜並木が今、中野区とJRによる順次伐採計画により危機に瀕しています。 このままでは植樹の計画もないまま伐られてしまう桜たち。 桜並木と菜の花の景観を後世に残すためにみなさんのみなさんの声を届けましょう。

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